美術部と先生
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普段は娘が来て欲しくない様なので行かないけど、たまたまケータイの使い方教室みたいなのがあり、その直前の美術の授業もちょこっと見ておこうかと思って。
よく考えたら、三年間部活でもお世話になった美術の先生がどんな授業をしているのかをきちんと見たことも無かったし。
この時期の三年生は、毎年卒業に向けて自画像をパステルで描きます。
教室はとても落ち着いた様子で、全員が真面目に自画像に取り組んでいて関心しました。(公開授業ということもあるかも、ですね。)
で、作業着姿の先生は生徒一人一人の絵を覗き込んで、「少し輪郭が強過ぎるからもっと面で描こう」とか「おおっ、良くなったね」 などの声掛けをしてます。
娘の所へ来た先生は「楽しい?」
娘が「楽しい」
先生は「それならいいよ」
その後少し絵に関するアドバイスも有った様ですが、私はこの先生は本当に良い先生だったな、と思いました。
これから美術系の道を選びたいと思っている娘は、この先生には少しだけど自分の進路についての相談もしています。
特にデッサンの指導などは受けてないけど、部活では石膏像などを倉庫から出してくださいました。
また娘がミケランジェロ展&ターナー展を見たいと言うので、先日は特別に部活のイベントとして「秋の美術館見学」を実施してくれました。
私はこの先生が、絵を描く事が大好きな娘が、その道を選ぶことによってこれから体験するかもしれない色々な苦悩より、楽しさを選択する事を望んでくれているんだと思います。
楽しく描く事が大事なんだよ、というメッセージがこの会話に込められていると感じました。
娘が相談する以上の事を先生から言ってくるわけでもなく、本当に静かに見守ってくれるだけの存在として、あからさまではないけど目をかけてくれている事がよくわかります。
娘がどんな進路を選ぼうとも、卒業する時はきちんとお礼を言いたい、という気持ちになりました。
本文とは関係ないけど、今年の部活で一所懸命作ったスローガンです。
サイズが大きいのでけっこう大変なんですよね。
コメント
コメント一覧 (2)
素敵な先生に後ろから見守ってもらえる安心感っていいですね。
我が娘の部活の先生は全くその逆でした。
羨ましいです!