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地震&原発問題によって、娘の春休みになったらやろうと予定していたことがなかなか進みませんでした。

この明日どうなるか判らない状況で、生活の拠点がココで良いのかしら、という疑問がずっとあるからです。


そうは言っても今現在私は東京に居るワケだし、明日は娘の中学の入学式です。

娘が小学校からずっと仲良しの友達と同じクラスになれるかな、などと楽しみな心配を抱える中で、安全の為に引越をして新しい生活を始めよう、などと提案する勇気はまだ持てません。

先祖代々の土地でもない、どうってことない小さな家に住んでる私でも、なかなか生活の拠点を移す決断はできません。


田舎で農業を営んでいる方や、生まれて数十年に渡って大事に支えてきた家に住んでいた方々が、一体どんな思いで突然家を追い出され、そして帰れなくなっているのか…。

全くありえない事だと思います。


気が付くと春休みも残り数日となり、慌てて娘の部屋や小屋裏を片付けました。


ずっと娘の部屋の収納にしまってあった保育園時代の絵や小学校に入ってからの日記や作文など。

小さかった娘のしぐさや言葉なんかが懐かしくよみがえってきます。

私もなんだかここ三週間で年をとった様な気すらします。


あの頃は日本がこんなことになるなんて想像していなかった…。

そんな事を考えるとなんだか妙な気分になってしまうんです。


私達はまだいい、だけどどうしても子供の先行きだけは何とかしなければ。


もし自分の子供が危険な場所に住んでいたら、もし自分の孫が汚染された空気や食べ物で病気になってしまったら、

そんな当たり前の想像力があれば、こんな事にはならないのではないでしょうか。