高校受験を終えて4

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夏になるとそろそろ志望校をしっかり定める時期となり、学校見学に行く様中学からも指導がありました。
この時点での第二志望は私の卒業した女子美の付属高校が濃厚だったので、早速施設見学に行ったのですが、その頃の事はこちらの記事をご覧ください。

結局娘が出した結論は、第一志望は当初の予定通り都立総合芸術高校、第二、第三志望はどうでもいいけどあえて受けるなら普通科、という事でした。

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残念ながら私の母校は候補にも入りませんでした。
楽しそうな学校だけど何か自分の雰囲気とは違う、という事を見学会や文化祭で感じたみたいです。
で、総芸落ちたら比較的近所の普通科で三年間過ごして、また大学で美術系を目指すという考えでした。

確かに女子美の高校からは女子美の大学へ進むのが王道パターンなので、現在の大学の所在地である相模原へ毎日通うのはちょっと大変かなー、とは思いました。
実はウチからはムサ美が頑張ればチャリで行ける位近いんです。

もちろん親としては都立に行ってもらうと経済的には助かります。そういう気持ちが子供にあったのかどうか…聞いてみたけど関係無いよと言ってます。実際もし私立になっても近所に住む母が「助けてあげるよ
本人にも(!)言っていました。

まあとにかく本人が決めた道を尊重するのが私の方針ですから、少し寂しい気がしましたが納得するしかありません。

その後、近所の錦城高校や拓大一高などを見学して良い印象だったので、この二校を併願校とする事にしました。
この辺りの顛末も過去の記事を見て頂ければ。

一方学科試験対策はというと、はっきり言って何やっていいのか判らないというのが本音でした。
何度も言うけど学習塾に行った事ないし、本来勉強好きだったらそんな道選ばないのです。

真面目な性格が幸いして、定期テストの結果はいつもそこそこ良かったのですが、実践となると一体娘にどの程度の学力があるのか判りませんでした。で、模擬テストを受けてみる事にしたのです。

結果は志望校に対しては合格確実圏内でした。
ただ学校の成績に比べると少し偏差値が劣るタイプだという事が判明したので、都立は推薦入試で合格する事を目標に設定しました。

とにかく定期テストで良い結果を出して内申を良くする事、実技は画塾で腕を磨く、そういう作戦です。 
その単純な作戦は結果から見れば正解だったみたいです。

ちょっと疑問だったのは、第一志望校よりも滑り止め(?)の併願校の方が学力のレベルが高い学校だった事です。
娘の場合、都立推薦入学を目標にした為定期テストを頑張った→内申が上がった→私立の併願がとりやすい、という事になり結果的に目指すクラスの普通科の併願がとれたみたいです。
実際、それらの過去問をやってみたらとても難しくて、一般で受験してたら受かったのかどうか…。

そんなこんなで三学期になり、生徒達がドキドキの受験がいよいよ近づいてきました。

次回に続く


 

高校受験を終えて3

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さてさてー、そんな感じで楽しい日曜の画塾生活が始まりました。
こちらの画塾、毎回モチーフ設定がスゴイんです。
最初の数回は鉛筆デッサンで始まったのですが 、何回目かにいきなり牛骨を描いてきた時は、えっ?って思いました。

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これはかなり時間かけて描いたデッサン。12時間くらいでしょうか。

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その後も大体6時間くらいで
風呂椅子に竹の柄杓とか、ちょっと形狂ってますね。

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キューピーちゃんとぬいぐるみとか
描いてました。
もっと時間が欲しい感じ。

夏頃に始まった着彩でのモチーフはもっと複雑で…

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お面だ! 丸太にピラピラした紙テープにビリヤードの玉、ガラスに入れちゃう?みたいな。

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デカイ壷にワラみたいなのくっ付いてる上に縄グルグル巻き。

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出た!またお面がスチール缶にヒモでくくり付け。
金属のレトロなじょうろにクーガのフィギュア…。
なんかまるで中央線沿線に有るレトロな雑貨屋さんの品揃えです。

結構面白いぞ、次なにが来る?みたいな感じになってきました。

面談の時に先生が言ってましたが、難しいモチーフをガンガン描いておくと、入試近くに3〜4時間で仕上げる練習を始めた時にドンドン描けるんです、と。
へえぇ、そういう作戦かあ、と思いました。

次回に続く







 

高校受験を終えて2

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中3の春になり進路について確認すると、やはり美術系以外考えられないという答え。
それじゃ調査しなきゃ、って感じでどんな学校があるのか調べてみました。

<昔ー35年前>
私立 ●女子美大付属高校・・・水彩の実技試験あり
   ●吉祥女子高校の美術科・・・水彩の?実技試験あり
   
●トキワ松学園高等学校
   ●日大鶴ヶ丘の美術科・・・内容覚えてません

都立 ●芸術高校・・・実技試験あり
   ●工芸高校・・・学科試験のみ

<現在>
私立 ●女子美大付属高校・・・水彩の実技試験あり
   ●吉祥女子高校の美術科・・・高校からの入試は廃止
   ●八王子学園の美術科・・・デッサンの実技試験あり?
   ●朋優学院高等学校   
   ●トキワ松学園高等学校
   ●八王子桑志高校  
   ●潤徳女子高等学校

都立 ●総合芸術高校・・・実技試験あり(デッサン・着彩)
   ●工芸高校・・・学科試験のみ
   ●片倉高校
の美術科・・・実技試験あり(自画像?)
   ●大泉桜高校の美術科・・・実技試験あり?
   ●その他にも総合高校の美術科など多数

昔については私が知ってた学校って感じでホントはもっと有ったのかもしれないけど、とにかく公立の美術系が増えててビックリしました。
さらに昔は学区制だったので遠くの公立には入れなかったのに、
今は自由に選べます。いい時代になったもんだ。

東京の公立の美術系といえば、総
芸(旧芸高)と工芸がよく比べられますが、この2校は性格の異なる学校の様です。比べてみましょう。

総芸・・・一般入試は学
科試験が3科目(国・数・英)&着彩の実技試験
     推薦
入試は内申書&鉛筆デッサンの実技試験&面接&集団討論
     学科(油画・日本画・彫刻・映像・デザイン)
     
工芸・・・一般入試は5教科の学科試験のみ
     推薦
入試は内申書&作文&面接&集団討論
     
専攻(マシンクラフト・インテリア・グラフィックアーツ・デザイン)

実は娘は学習塾に行った事がないせいか、主要3科目はちょっと苦手で理科と社会が得意だったので、受験は工芸高校の方が有利だったと思うのです。
でも娘がやりたいのは今のところ絵画でデザインではありません。
先のことはともかく
今は絵がうまくなりたいというだけの気持ち。
そうすると絵画系の専攻がない工芸高校はなんとなく違うかなと。
あと不思議な事ですが工芸高校の文化祭や見学会に行こうと思っても、風邪をひいたり大事な急用ができたりして、どうにも行けないのです。

「神が総芸にしろと言っている…」とかワケ判んない理屈で結局工芸に見学に行く事はありませんでした。
かなり設備の整った素晴らしい学校らしいので、もし見学に行けたら気持ちに変化があったかもしれませんね。
あとは立地的に新宿にある総芸が中では近くて交通費がかからないってのもありました。

とにかくまず総芸にしろ他の私立にしろ、入試に必要な鉛筆デッサンや着彩をまず習う事を決めました。
ホントは私が教えてあげられれば良いのだけれど、自分の画力の無さは判っているので、ここはひとつ外部の方にお願いしようかと。
知り合いに画塾をやってる人など多いのですが、地理的な問題でお願いできる人が見つからず、結局家から一番近いと思われ、半日講習のある「武蔵野美術学院」へ週1で通う事にしました。

初めて体験に行った日にいきなり石膏デッサンを描いて、とても楽しかった様です。夢中で描いてました。
優しくて若くて可愛いブーツ姿(関係ない?)の女性がひとりひとり巡回して丁寧に教えてくれました。
なんだか私が昔一時的に通った某予備校より、まったりとした雰囲気。中学生だからかもしれないけど。
適宜面接や進路指導を行って今の実力で志望校に入れるかどうか等の相談にものってくれます。

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娘と同じ志望校の子は終日コース(6時間)に通っている様でしたが、私はいやいやそんなに時間かけなくても…お金も倍かかるし…と思い半日コース(3時間)を選択しました。
何故なら私が当時週に2時間しかやってなかったから。しかも半年だけ。

今まであまり習い事をしたことない娘に初めてバッチリと教育費をかけるんだ!そんな感じがした瞬間でした(笑)
あ、ピアノは私の押し付けで4年くらいはやった。最後の1年位は私が教えたけど。
あと市運営の激安水泳教室にも行きました。
多摩六都でやってたクレイアニメの講習にも行ったなあ。

次回に続く




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